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ブランド化=宗教化

ブランディングとは
本来、思想・概念作り
それを伝える活動のことであり、
ロゴマークやパンフレットを
つくることではない。


例えば
世界最強のブランドであるキリスト教は、
“文字”の経典と”人”の布教活動で
現在の地位を確立してきた。


美しいウェブサイトをつくることが
ブランディングではなく、
言葉から共感を広げていく行為が
強いブランドの源泉になる。


よって、経営者や上長は、
顧客や部下に対して自分の考え方を伝える
布教者でなくてはならない。

家紋とロゴマーク

世界で家紋を持つ文化圏は
ヨーロッパの貴族社会と日本だけであり、
日本では家紋を持たない家系はないとも
言われている。


日本人は古来より
「視認性」「識別性」「独自性」を
強調したものを旗印として戦場で掲げ、
味方の統一のためにマークは機能してきた。


これは1000年後のマーケットにおいても
本質的には変わらずに、
良いロゴマークは強くシンプルにデザインされ
組織をまとめる力を持っている。


もし、自社のロゴマークが
なんとなくで作られていたり
いつのまにか複数ある場合は
統一の力を持ちにくいであろう。


身近で例えると、
日の丸のパターンはひとつしかなく
世界一シンプルにデザインされた。

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