考え方の、考え方
デザイン会社に勤めていた時代、
「社長をどう支えていくべきでしょうか?」
と、ある経営者に聞いたことがある。
返ってきた応えは
「そう思う時点でダメなんだ。
君が、この会社を買収しようと思わなきゃ」
だった。
飛躍した高みを望み
はじめて目の前の小さな目的を達成できる。
給料が安い、安い、と嘆く前に
突き抜けた成果を上げないと
1000円すらあがらない。
突き抜けて目立たないと
給料の上がる理由が作られない。
ヒット商品を目指さない
ヒット商品とは乱気流のようなもので、
大きく上がれば下がりやすく
そのブランドの回復には
2倍の資源を要する。
それよりも、
その商品があたりまえの存在になるよう
インフラ化を目指し、
浸透と同時に価値(=価格)も上げていく。
これは、組織で働くスタッフのあり方も
同じである。
ステルス・マネジメント
経営者が持つ権利・権威に
暗い部分が見えると
従業員はロイヤルティを無くしやすい。
一時期、広告に見せない広告手法として
ステマ(ステルス・マーケティング)があったが、
経営手法にもステマ(ステルス・マネジメント)があると思う。
「うちの社長はステマだから」。
と、従業員の信頼を失わないよう
気をつけなければならない。
だれもが調べ・発信できる透明化の時代に、
経営者が持つブラックボックスは
すでに機能していない。
「俺は苦労したんだから、これくらいは当然だ」
という考え方は前時代となった。
顧客を愛するか。上司を愛するか。
上司は、部下の能力が上がると警戒する。
ポジションを奪われる前に
手を打とうとする。
顧客は、担当の能力が上がると喜ぶ。
さらに良いサービスを受けられると
期待してくれる。
真に愛すべきはどちらか。
自分を頼り
長く仕事を任せてくれるのはどちらか。
自ずと見えてくる。
ブランド化=宗教化
ブランディングとは
本来、思想・概念作り
それを伝える活動のことであり、
ロゴマークやパンフレットを
つくることではない。
例えば
世界最強のブランドであるキリスト教は、
“文字”の経典と”人”の布教活動で
現在の地位を確立してきた。
美しいウェブサイトをつくることが
ブランディングではなく、
言葉から共感を広げていく行為が
強いブランドの源泉になる。
よって、経営者や上長は、
顧客や部下に対して自分の考え方を伝える
布教者でなくてはならない。